ウクライナのゼレンスキー大統領は22日、首都キーウで政府高官や外交官を前に演説しました。
この中で、ゼレンスキー大統領は来年1月にアメリカのトランプ次期大統領が就任することや、ドイツでは議会選挙が、それに、ポーランドでは大統領選挙が行われることなどを挙げ、「国際情勢にさまざまな変化が起きるだろう」と指摘するとともに、ウクライナに平和をもたらすうえで「来年は決定的な年になる」と述べました。
そのうえで、ウクライナがロシアとの和平交渉に入るためにも重要だとして求めているNATO=北大西洋条約機構への加盟について「加盟は可能だが、あらゆる必要なレベルで戦わなければならない」と述べ、NATO加盟の実現に向けて、交渉を続ける考えを強調しました。
また、ゼレンスキー大統領は「中国やインドなどとの関係でウクライナの利益を増進し、日本との真の友好関係を発展させ、韓国とも関係をより深めることが重要だ」と述べ、世界規模で友好国を増やしていきたい考えを示しました。
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