韓国軍は23日、北朝鮮が年内に中距離弾道ミサイルを発射する可能性があるとの分析を明らかにしました。

韓国軍の発表によりますと、北朝鮮で最近、固体燃料式の弾道ミサイルを移動させる兆候が確認されたということです。

その上で、来年、北朝鮮の国防5カ年計画が最後の年を迎えることなどを踏まえ、今月下旬に予定されている朝鮮労働党の重要会議の前後に極超音速で飛行する中距離弾道ミサイルなどを発射する可能性があるとの分析を明らかにしました。

一方、北朝鮮は年内に軍事偵察衛星を3基打ち上げると予告していましたが、現在の準備状況などから「年内の打ち上げは難しい」との見方を示しました。

さらに、北朝鮮が自爆型無人機を生産しロシアを支援しようとする動きが確認されたとしています。

金正恩総書記は先月、自爆型無人機の性能試験を指導し「本格的な量産」をするよう指示していて、ロシアへの支援でさらなる軍事・経済的な見返りを確保する目的があるとみられます。

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