【マニラ、北京共同】フィリピン陸軍のガリド司令官は23日の記者会見で、米軍が4月に初めて国内に持ち込んだ中距離ミサイル発射装置について、自軍の装備として調達を計画しており米国と交渉中だと述べた。南シナ海問題で対立する中国は反発した。  ガリド氏は、米軍の発射装置が今も国内に残されており、操作法に習熟するまで訓練を続けるとした。「非常に機能的で、現状に適している」と評価。調達に2~3年かかる可能性を指摘した。  また、発射装置はフィリピンの防衛構想に組み込まれており、沿岸から200カイリ(約370キロ)以内の排他的経済水域(EEZ)の防衛に陸軍としても貢献する必要があると訴えた。

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