岩屋毅外相は23日、韓国の趙兌烈(チョ・テヨル)外相と電話で20分ほど協議した。尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領の弾劾訴追を受け、韓悳洙(ハン・ドクス)首相による大統領職の代行が始まって以来初。体制移行後も緊密な意思疎通を続けることを確認した。

両外相は2025年の日韓国交正常化60周年の交流事業を巡り、準備を着実に進めると申し合わせた。韓国の内政が混乱するなかでも北朝鮮への対応を含め日韓、日米韓が緊密に連携し続けていることの重要性を再確認した。

韓国外務省によると、趙氏は「権限代行体制の下で国政全般を安定的に運営しており、韓日関係の発展を含む外交基調も揺らぐことなく維持する」と述べた。「外国企業の正常な経済活動に対しても憂慮する部分がないと強調し、経済協力を継続する」と伝えた。

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