イエメンの反政府勢力フーシ派は、ガザ地区で戦闘を続けるイスラム組織ハマスを支援するためだなどとして、イスラエルや紅海周辺を航行する船舶への攻撃を繰り返しています。

21日にはイスラエル最大の商業都市テルアビブに弾道ミサイルによる攻撃を行い、地元メディアは16人がけがをしたと伝えました。

これを受けて、イスラエルのネタニヤフ首相は22日の声明で「イランの悪の枢軸にこれまで対応してきたように、フーシ派に対しても強力に行動する」と述べて、報復を示唆しました。

フーシ派に対しては、イスラエル軍が19日に首都サヌアなどで大規模な空爆を行ったほか、アメリカ軍も21日、ミサイル保管庫などを空爆したと発表しています。

フーシ派は声明で「ガザ地区への攻撃が停止されるまで支援を続ける」としていて、今後、攻撃の応酬が激化しないか懸念されています。

ガザ地区の保健当局は、これまでの死者が4万5259人に上ったと発表しています。

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