イスラエル軍は26日、イエメンの反政府勢力フーシ派に対する作戦だとして、首都サヌアにある国際空港などを空爆し、現地のメディアは、空港にいた3人が死亡したと報じました。

フーシ派のメディアは27日、イスラエル軍の攻撃により空港の管制塔で爆発が起き、炎があがるとともにがれきが飛び散る映像を公開しました。

【動画】公開された映像

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空港にはWHO=世界保健機関のテドロス事務局長もいて、映像では、いすに座っていたテドロス氏が、周囲の人に付き添われあわてた様子で避難する姿も確認できます。

テドロス氏のSNSへの投稿によりますと、テドロス氏はフーシ派に拘束されている国連職員の解放交渉などのために現地を訪れていて、本人や同行していたWHOと国連の職員は無事だったということです。

国連でイエメンを担当する人道調整官は27日、会見を開き「空港にはイエメン北部で活動する多くの人道支援の従事者が出入りしている。紛争の当事国には、民間人を攻撃の標的にしない義務がある」と指摘し、攻撃を行ったイスラエル側を非難しました。

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