2024年の最後の取り引きとなった31日のニューヨーク株式市場では、ダウ平均株価の終値は前日と比べて29ドル51セント安い、4万2544ドル22セントでした。
ダウ平均株価のこの1年間の上昇率はおよそ12.9%で2年連続の上昇となりました。
2024年に入ってからは生成AIへの期待感を背景に半導体や大手IT企業といった銘柄で株価の上昇が続く中、FRB=連邦準備制度理事会が早期に利下げに踏み切るという観測も加わり、5月にはダウ平均株価が初めて4万ドルの大台を突破しました。
8月にはアメリカの景気減速への懸念から株価が急落する局面もありましたが、9月にFRBが4年半ぶりとなる利下げに転じて景気を下支えする姿勢を見せたことや、11月のアメリカ大統領選挙で勝利したトランプ氏の減税策や規制緩和への期待感からダウ平均株価は初めて4万5000ドルを超えました。
ハイテク関連銘柄が多いナスダックの株価指数の上昇幅はおよそ28.6%、
主要な500社の株価で算出する「S&P500」の株価指数の上昇幅はおよそ23.3%でした。
このほか、「金」や代表的な暗号資産である「ビットコイン」も大幅に上昇しました。
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