フランスを訪問している中国の習近平国家主席は7日、南西部のピレネー山脈の景勝地を訪れました。

そして、地元の空港でマクロン大統領の出迎えを受けました。

フランス大統領府によりますと両首脳は、6日のパリでの首脳会談に続き、このあと、現地時間の昼過ぎから昼食会に臨み、両国関係について踏み込んだ意見交換が行われる見通しだということです。

フランスメディアは、昼食会が行われる景勝地は、マクロン大統領の祖母の家に近く、大統領にゆかりがある場所だとして、去年、マクロン大統領が中国を訪問した際に、習主席ゆかりの南部の広東省をともに訪れたことへの返礼だとしています。

また、こうした対応について「注目すべき異例の外交行事だ」という見方を示し、両首脳は緊密な関係をアピールするねらいがあるとみられます。

習主席は、昼食会を終えたあとフランスを出発し、2番目の訪問国のセルビアを訪れる予定で、ヨーロッパ各国との関係を強化することで、対立が続くアメリカをけん制するねらいがあるとみられます。

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