【キーウ共同】ロシアから侵攻を受けるウクライナのゼレンスキー大統領は9日、特殊作戦軍のルパンチュク司令官を解任し、後任にツレパク副司令官を任命した。ウクライナメディアが報じた。ルパンチュク氏は昨年11月に司令官に就いたばかりだった。戦況が停滞する中、軍高官らの人事に混乱が生じている可能性がある。  ゼレンスキー氏は2月に人事刷新を開始。軍総司令官のザルジニー氏を解任し、侵攻当初からゼレンスキー氏を支えてきた国家安全保障・国防会議書記のダニロフ氏も3月に解任した。  英字紙キーウ・インディペンデントによると、ツレパク新司令官は2014年に東部ドネツク州の空港防衛作戦の指揮官を務め、20年に特殊作戦軍の副司令に就任した。  ゼレンスキー氏は9日、戒厳令と総動員令を8月11日まで延長する法律に署名した。22年2月の侵攻開始に伴い全土に発令され、延長を繰り返している。


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