パリのルーブル美術館に展示されたドラクロワの「民衆を導く自由の女神」=10日(共同)
【パリ共同】フランスの画家ドラクロワが1830年の七月革命を題材として同年に描いた代表作「民衆を導く自由の女神」が半年の修復作業を終え、このほどパリのルーブル美術館で一般公開が始まった。同作の大規模な修復は75年ぶり。長年の汚れが取り除かれ、青空などの鮮やかな色彩がよみがえった。 絵画は、胸をはだけた自由の女神が青・白・赤の三色のフランス国旗を掲げ、民衆の蜂起を先導する様子が描かれている。 49年以来の大規模な修復を行ったところ、作品の背景に真っ青な空が現れ、銃から白煙が浮かび上がった。フランス国旗に呼応するように青・白・赤の細かな点描がちりばめられているという。
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