イスラエルの戦時内閣は、人道状況が悪化しているパレスチナ自治区ガザ南部ラファでの軍事作戦を拡大する計画を承認した。

アメリカのニュースサイト「アクシオス」によると、イスラエルの戦時内閣は10日、ラファ東部に限定している軍事作戦の地域を拡大することを承認した。

ラファへの大規模侵攻に反対するアメリカに配慮し、いわゆる「レッドライン」を越えない程度の規模だとしている。

こうした中、イスラム組織ハマスは10日、戦闘休止の合意案を了承した方針を協議し直すとの声明を出し、合意への道筋はいっそう不透明となった。

国連の機関は“ラファには7日以降、支援物資が搬入されておらず、食料があと数日でなくなる”としていて、即時の停戦を求めている。

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