水戸市役所=森永亨撮影

 水戸市は6月から市立保育所などで、紙おむつとおしりふきが定額で使い放題となるサービスを導入する。これにより、保護者はおむつに記名して園に持参する手間がなくなり、負担軽減につながるという。

 市幼児保育課によると、導入するのは市が子育て支援に関する連携協定を結んでいる「BABY JOB(ベビージョブ)」(大阪市)のサービスで、保護者が同社と直接契約する。契約すれば、月額2508円で保育施設に紙おむつとおしりふきが届く仕組み。市立の保育所と幼保連携型認定こども園計13施設で導入する。

 市は2023年12月~24年1月、13施設の0~2歳児クラスの保護者約280人を対象にアンケートを実施。55%から回答があり、7割を超える保護者がおむつの持参を負担に感じていたほか、持参が不要になった場合に「とてもうれしい」と感じる保護者も5割に上ったという。

 市の担当者は「忙しい朝の時間の手間を少しでも減らし、子供と向き合う時間を増やしていただければ」と話している。【鈴木敬子】

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