横浜税関は、令和5年の香料の輸出について、数量、金額ともに横浜港が全国1位だったと発表した。いずれも、現在の品目分類に近い形になった昭和63年から36年連続の全国1位になった。同税関では、メーカーの倉庫や工場が大都市近郊にあること、化学品の取り扱いに慣れた物流業者が多いことなどが理由とみている。
同税関によると、全国における昨年の香料の輸出数量は8159トン、輸出金額は337億6800万円。このうち、横浜港の輸出数量は2567トンで31・5%のシェアを占め、輸出金額は91億800万円で27・0%を占めた。
全国では58カ国に輸出されたが、横浜港からは韓国や台湾、タイなど23カ国に輸出された。
香料は食品や化粧品などさまざまな製品で使用されており、同税関調査統計課では「今後もアジアなどを中心に、同程度の輸出量が予想される」としている。
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