記者会見する日弁連会長の渕上玲子氏=22日、東京都千代田区の日本記者クラブ

日弁連会長に4月に就任した渕上玲子氏(69)が22日、東京都千代田区の日本記者クラブで記者会見し、「司法は社会にとって極めて重要なインフラで、多様性が反映されることが必要。弁護士の女性割合の確保は重要な課題だ」と述べた。渕上氏は裁判官、検察官を含む法曹三者で初の女性トップ。

渕上氏が弁護士登録した1983年には4・2%だった弁護士の女性比率は、2024年に20%を超えた。一方、産休育休によるキャリア上の不利益や、男性弁護士との収入格差が残っているとして、「社会の変化に応じ、法曹界の意識を変革していかなければならない」とも語った。

渕上氏は長崎県出身。一橋大を卒業後、弁護士登録した。任期は24年4月1日から2年間。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。