新千歳空港の2023年度の国内線旅客数が前年度比18.2%増の2003万人となり、開港以来初めて年度ベースで2千万人を超えた。新型コロナの5類移行で旅客需要が回復した。運営する北海道エアポートが23日発表した。

 国内線旅客数のこれまでの最高は、コロナ禍前の18年度の1978万人だった。暦年(1~12月)では19年に過去最高の2073万人を記録している。

 23年度の国際線旅客数は289万人で前年度の約4倍となったが、コロナ禍前の18年度の75.1%にとどまった。中国本土からの客の回復が鈍いためだ。

 国内線と国際線を合わせた旅客数は2293万人で前年度比28.3%増、18年度比では3.0%減だった。(新田哲史)

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