フジバカマの蜜を吸うアサギマダラ=山形市野草園で2024年9月19日、竹内幹撮影
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 長距離を移動することから「旅するチョウ」として知られるアサギマダラが山形市野草園で優雅に舞い、来園者の目を楽しませている。

 あさぎ色の鮮やかな模様があり、羽を広げると約10センチ。春から夏にかけて日本列島を北上し、世代交代をして秋には南下する。

 蔵王の山などで生まれ育ち、秋の七草の一つで好物のフジバカマの蜜を求めて同園に飛来、長旅に備えている。過去には追跡調査のため蔵王でマーキングされたアサギマダラが約2200キロ以上離れた台湾で発見された例もあった。

 同園では現在、40匹を超えるアサギマダラが確認され、10月上旬まで見ることができるという。【竹内幹】

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