長距離を移動することから「旅するチョウ」として知られるアサギマダラが山形市野草園で優雅に舞い、来園者の目を楽しませている。
あさぎ色の鮮やかな模様があり、羽を広げると約10センチ。春から夏にかけて日本列島を北上し、世代交代をして秋には南下する。
蔵王の山などで生まれ育ち、秋の七草の一つで好物のフジバカマの蜜を求めて同園に飛来、長旅に備えている。過去には追跡調査のため蔵王でマーキングされたアサギマダラが約2200キロ以上離れた台湾で発見された例もあった。
同園では現在、40匹を超えるアサギマダラが確認され、10月上旬まで見ることができるという。【竹内幹】
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。