歌手で俳優の「マッチ」こと近藤真彦さん(60)が12日、四輪と運転席がむき出しの「フォーミュラカー」で、デモンストレーション走行を披露した。
その最高時速は約240キロ。久しぶりのドライバー姿と走りを見守ったファンからは、大きな拍手と歓声が沸いた。
デモ走行は、この日開かれた国内最高峰の自動車レース「スーパーフォーミュラ」公式戦のイベントとして、会場の富士スピードウェイ(静岡県小山町)で行われた。
近藤さんは、昨年からレースを主催する日本レースプロモーション(JRP)の会長職に就いており、大会の盛り上げに一役買ってでた形だ。JRPによると、近藤さんがフォーミュラカーのハンドルを握るのは、テスト走行を除けば24年ぶりという。
近藤さんは、新調したヘルメットと、自身が監督を務めるチームと同じ白と青のレーシングスーツに身を包み、スーパーフォーミュラのテストカー「赤虎」に乗りこんだ。富士スピードウェイのコースを2周回り、直線では時速240キロ台後半に達した。
近藤さんはレース後、「スピンしなくてよかった。まだ手が震えています。本当にぜいたくな時間をありがとうございました」と話した。(白井伸洋)
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