コキアは、こんもりとしてかわいらしい丸い形が特徴の一年草で、国営ひたち海浜公園のみはらしの丘では、紅葉したおよそ4万本のコキアが一面に広がり、見頃を迎えています。

23日は、開園前の午前7時ごろからコキアの観賞会が行われ、事前に申し込んだ地元の人など、およそ90人が参加しました。

日中は、観光客などでにぎわいをみせる園内も、この時間は静かで落ち着いた雰囲気となり、参加した人たちは、散策しながらコキアに触ったり、写真を撮ったりして思い思いに楽しんでいました。

公園の管理団体によりますと、紅葉したコキアの見頃は今週末まで続く見込みで、そのあとは赤と茶色のグラデーションを楽しむことができるということです。

夫婦で訪れた50代の男性は「いつもはテレビなどで見ることが多いコキアを楽しむことができました。朝は人が少なく、ゆっくりと観賞できてよかったです」と話していました。

鑑賞会を開いたひたちなか市観光協会の海野泰司会長は「参加した人たちは感動している様子で『朝からコキアを見られてうれしい』という声も聞き、改めて、この公園の魅力を感じました。今後もこうした観光資源を広くアピールしていきたい」と話していました。

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