JR東日本は、JR高輪ゲートウェイ駅(東京都港区)周辺で進める再開発計画「高輪ゲートウェイシティ」について、来年3月27日に「まちびらき」すると発表した。全5棟の建物のうち、駅に直結する南棟(30階建て)と北棟(29階建て)からなるツインタワー「ザ・リンクピラー1」が開業し、オフィスや国際会議場がオープンする。
商業施設では、「ニュウマン高輪」が一部先行開業。「ニュウマン」はルミネが新宿や横浜で展開している。2026年春のまち完成時には、隣接する「ザ・リンクピラー2」(31階建て)を含め、延べ床面積約6万平方メートルに約200店舗が出店する計画だ。
建築家の隈研吾氏がデザインした文化施設「モン タカナワ:ザ ミュージアム オブ ナラティブズ」は26年春に開館。最上階6階に足湯を備えた「月見テラス」を設けるほか、100畳の畳スペースや最大1200席のシアターがあり、様々なイベントや展覧会が開かれる計画だ。
同シティは南北1・6キロに及ぶ約9・5ヘクタールのエリアに1日10万人が行き交う街を想定。JR東の喜勢陽一社長は「100年先の未来に向けた実験場として、国際的な価値を創造するまちづくりをめざす」と話した。(細沢礼輝)
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