兵庫県の日本海側で行われるズワイガニ漁は、全国屈指の水揚げ量を誇り、冬になると県北部にはカニを目当てにした観光客が多く訪れます。

6日、今シーズンの漁が解禁となった豊岡市の津居山港には、漁を終えた大型船4隻が次々に入港しました。

水揚げされたばかりのカニは甲羅の大きさや重さなどで選別されたあと、初競りが行われ、威勢のよいかけ声が響く中、仲買人たちが次々と競り落としていました。

6日はしけの影響で漁に出た船が少なく、例年より水揚げは少なくなりましたが、最も高いものは1匹13万円の値段がつきました。

津居山港で水揚げされたズワイガニは「津居山かに」の名前で長年親しまれていて、中でもオスの大きなものは地元の城崎温泉の旅館をはじめ京阪神や関東の飲食店などからも需要が高いということです。

但馬漁業協同組合津居山支所の川尻慎二業務課長は「初日としてはカニの量は少なく価格は高いですが、多くの人に食べてほしいです。夏から秋がとても暑かったので、海水温の変化などで影響がなければと思っています」と話していました。

兵庫県のズワイガニ漁はメスが12月末まで、オスは来年の3月20日まで続きます。

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