福井市の足羽川沿いは、ソメイヨシノなどおよそ600本の桜の木が植えられ、花見シーズンには多くの人が訪れる桜の名所として知られています。

多くは樹齢70年を超えて木が弱ってきていることから、福井市はおよそ3分の1の桜を対象に、古い枝を切って木の負担を減らす「強剪定(きょうせんてい)」と呼ばれる作業を10日から始めました。

作業員がチェーンソーを使って余分な枝や幹を切り落としたあと、切り口が腐らないように保護する薬を塗っていました。

福井市によりますと、クラウドファンディングなどで寄付を呼びかけたところ、1300万円余りが集まり、作業の対象となっている224本のうち、今年度は58本のせんていを行うということです。

福井市観光振興課の加藤元樹主査は、「せんてい作業を通じて、30年先、50年先もきれいな桜を咲かせ続けて多くの人に楽しんでもらえる桜並木にしていきたい」と話していました。

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