南向きに高台が広がる高知県奈半利町の加領郷地区では、温暖な気候をいかして冬場に「茜SORA」(あかねそら)という品種のすいかが栽培されています。
このうち、濱渦孝夫さんの広さ10アールほどの農業用ハウスでは、収穫が最盛期を迎えています。
収穫の時期は交配から60日ほどだということで、濱渦さんは妻の安喜美さんとともに、交配の時期を色分けした印を確かめながら一つ一つ収穫していました。
冬に食べ頃を迎えるこのすいかは糖度が高いのが特徴で、濱渦さんのハウスでは新年に向けておよそ2000個余りを収穫するということです。
とれたすいかは、自宅の作業場で表面をきれいに磨いたあと、運ぶときに傷がつかないように包装し、正月の贈答用などとして主に高知市の市場に出荷されるということです。
濱渦さんは「夏の高い気温や秋の長雨に苦労しましたが、ここにきて天候にも恵まれていいものができました。冬のすいかをぜひ召し上がってください」と話していました。
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