姫路城の大掃除は、自衛隊員の訓練の一環として毎年行われていて、ことしで49回目です。

19日は、城の三の丸広場に陸上自衛隊姫路駐屯地の隊員およそ500人が集まりました。

隊員たちは、安全に作業を進めることを確認したあと、それぞれ担当の場所に分かれて大掃除を始めました。

このうち、地上およそ50メートルの「大天守」の最上階では、命綱をつけた2人の隊員が屋根の上に出て、柄の長いほうきで軒下のほこりを払ったり、くもの巣を取り除いたりしていました。

また、高さ23メートル余りの石垣ではロープにぶら下がりながら隙間に生えた雑草を抜いていました。

姫路城は、飛び立つ「しらさぎ」のように美しい姿をしていることから「白鷺城」とも呼ばれていて、陸上自衛隊姫路駐屯地司令の米村謙一1等陸佐は「丁寧に安全に作業を進めることを徹底している。鮮やかな『しらさぎ』の輝きを取り戻した城を、訪れた人たちに見てもらいたい」と話していました。

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