サニブラウン アブデルハキーム(25、東レ)が16日、都内でのイベントに出席し、パリ五輪出場に向けて「しっかり準備していければ」と意気込みを語った。

世界陸上では2大会連続でファイナル進出のサニブラウンは、昨年のブダペスト大会では6位入賞。パリ五輪の参加標準記録(10秒00)を突破すれば五輪代表に内定する。

19日には国立競技場で開催される「セイコーゴールデングランプリ(GGP)陸上」に7年ぶりに出場。今季4戦目のレースとなる。

練習などを踏まえ現在の状態について「ちょっとまだまだな部分もあるんですけど、調子自体も上がってきていますし、まずまずのシーズン」と手応えを感じているようで、「(パリ五輪の)参加標準記録をまだ切っていないので、しっかり切っていきたい。(記録突破は)遅かれ早かれ出ると思います」と自信をのぞかせた。

さらに「今年は例年に比べて調子も上がってきてますし、練習の手応えもいろいろとつかめてる部分が多いので、今年はいけるかなと思ってます」と話した。

今季は3月にアメリカで行われた大会(ハリケーン大学招待)で、参加標準記録に迫る10秒02(+0.5)をマーク。4月14日のトム・ジョーンズ招待では10秒04(+1.7)を出し、2戦続けて10秒0台と好調をキープ。2週間後の「イーストコーストリレー」では10秒15(+0.9)だった。

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