■プロ野球 中日 4-9 阪神(16日・バンテリンドームナゴヤ)
阪神は中日に2連勝を飾りカード勝ち越し。そして首位浮上となった。試合は1回から2点を挙げると中盤4回には連打で4点を加え大きくリードを奪った。その後2点を返されるも6回表には4番・原口文仁(32)が第1号3ラン本塁打を放ち再びリードを広げた。先発した西勇輝(33)は走者を背負いながらも6回2失点の粘投で今季初勝利をマークした。
前日の試合では延長11回の末、近本光司(29)が決勝打を放ち今季7度目の完封勝利を飾った。この試合は1番に井上広大(22)。大山悠輔(29)が22年8月19日ヤクルト戦以来のスタメン落ち。代わって4番には約6年ぶりに原口が起用された。
打線は1回、中日の先発・梅津晃大(27)に対し、先頭の井上が四球で出塁。2番・中野拓夢(27)はスライダーを捉え右安打を放つと、そのまま中野は盗塁を決め、無死二、三塁とチャンスに。しかし3番・近本はいい当たりも二直。続く4番・原口の痛烈な三塁への当たりは石川昂弥(22)の失策を誘い先制点を挙げた。さらに5番・糸原健斗(31)はレフトへの適時打となり2点目を加えた。
その裏、西勇の立ち上がりは先頭・岡林勇希(22)を二直。2番・田中幹也(23)を二ゴロ、3番・大島洋平(38)も二ゴロに打ち取り三者凡退に。
2点リードで試合は中盤に入り4回表、この回の先頭、5番・糸原が四球を選び出塁すると6番・前川右京(20)が右安打を放ち無死一、二塁に。迎えた7番・梅野隆太郎(32)はセカンドへの適時内野安打となり3ー0とリードを広げた。打線は勢い止まらず、続く8番・小幡竜平(23)は投安打で出塁、9番・西勇の打球はライトへの適時打となり4ー0に。なおも無死満塁のチャンスは続き中日は2番手・橋本侑樹(26)がマウンドに。1番・井上は空振り三振に倒れるも2番・中野に左中間への適時二塁打が飛び出し6-0。
大量リードで迎えた5回裏、無死走者無しから8番・木下拓哉(32)にレフトフェンス直撃の二塁打を放たれると続く代打・板山祐太郎(30)に初球をセンターに弾かれ走者一、三塁とピンチを背負った。1番・岡林を左飛に打ち取り1死を奪うも2番・田中にレフトへの適時打を放たれ1点を返された。さらに3番・大島には初球をライトに運ばれこの回2点目を失った。
6回表、1死から2番・中野が中安打で出塁。3番・近本は四球を選び追加点のチャンスを広げると4番・原口にレフトスタンドへ飛び込む第1号3ラン本塁打が飛び出し再び突き放した。
西勇は6回85球を投げ抜き10安打と走者を背負う展開も2失点。勝ち投手の権利を持ってマウンドを降りると7回は2番手・富田蓮(22)が中日打線を無失点に。その後も7点リードのまま8回を岡留英貴(24)が抑え、9回は桐敷拓馬(24)が打ち込まれ2失点を喫するもその後の反撃を許さず試合終了。中日に2連勝し再び首位に立った。
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