来年で創部100周年を迎える県岐阜商がユニホームを一新し、岐阜県各務原市で14日にあった春季岐阜県高校野球大会に出場した。戦前の黄金時代を思わせるクラシックなユニホームで登場し、お披露目の試合を零封勝利で飾った。
戦前は全国屈指の強豪校として知られ、選手権大会と選抜大会で計4度の優勝を誇る。新ユニホームの基本は白色で、胸には独特の字体で「GIFUSHO」の文字が踊る。帽子は「G」のマークが入った青色。ストッキングには優勝回数を示す4本のラインを入れた。
アンダーシャツも白色に。「4度の優勝はすべて白だった。一番強かった時代に戻した」(鍛治舎巧監督)という。
この日、県岐阜商はシード校として2回戦からの登場。2投手の継投で岐阜総合を散発5安打に抑え、3対0で勝った。
選手権と選抜で母校を計3度の甲子園に導いた鍛治舎監督は「復古調のユニホームに切り替え、身の引き締まる思いで試合を迎えたが、いいスタートが切れた。先輩たちに恥じない良い試合で、これを続けていきたい」と語った。(高原敦)
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