■MLB ドジャース 3-6 パドレス (日本時間15日、カリフォルニア州ロサンゼルス、ドジャー・スタジアム)

パドレスのダルビッシュ有(37)が15日(日本時間)、敵地での同地区、ナ・リーグ西地区1位のドジャース戦に先発。5回、92球を投げて、被安打4、奪三振2、四死球2、失点3、今季初勝利とはいかなかった。

「ブルペンがあんまり良くなかったですね。もうずっと試合を通じて いい球もなかったですし、中でも最後までこう、きっかけを掴むことなく終わったかなっていう感じでした」とピッチングを振りかえった。

大谷翔平(29)との対戦でちょっと気になることがあったという「(ボールを)1回、なんか見たら、数字書いてて、アルファベットと。なんだこれ、ドジャースなんかやってんじゃない変なことって思ったんすけど、なんか最後の方に(記念球か)聞いたらそうみたいで」と冗談を口にし、報道陣を笑わせた。

大谷に対しては3打数無安打2三振と完璧に抑えたが「思いっきり勝負したかったですけど。2打席目終わった後に(大谷選手が)僕の横通っていた時にも、ちょっとボールばっかりで申し訳ないっていうとこで言ったんですけど、もっと気持ちよくストライクゾーンにどんどん行きたかったですね」と話し、大谷もサードフライでダグアウトに戻る際には笑顔を見せていた。

この日のダルビッシュは奪った三振は大谷の2つ、さらにこの日のストレートの最速も大谷の打席だった「ずっと今までドジース、ドジャースって思ってたところが、やっぱり大谷くんと対戦するところであったりとか、 すごくモチベーションを感じてるところなので、それがこう結果になっちゃうっていうところだと思います」と意識している部分を口にした。

そして、同じナ・リーグ西地区で首位争いをしているドジャース打線については「嫌なのは、(4番の)スミス。今年は長打を狙いに来るスイングをしてくれないっていうところが嫌で、 ずっとこうコンタクト、コンタクトで初球からやるから。ベッツ、大谷くん、フリーマンって来て、4番がバンバン振り回してくれるんだったらいいんだけど、そこでコンタクトになるから、あれがほんとに嫌だなと思いました」とこの日の試合でのタイムリーを打たれた最強上位打線“ベッタニマン”の後ろを打つ4番のW.スミス(29)を警戒する打者として挙げていた。

「あんまり勝ちは基本的には気にしないですけど、やっぱり勝った方が気持ちはいいので、勝てるようにちゃんと練習したいと思います」と次回の登板で今季初勝利を誓った。

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