前列中央が鮫島選手(2011年 女子W杯ドイツ大会)

36歳の鮫島選手は栃木県出身、ドリブル突破から正確なクロスボールを上げるサイドバックとして活躍し、日本代表で通算114試合に出場しました。

ワールドカップに3大会連続で出場し、2011年のドイツ大会では全試合にフル出場して日本の初優勝に貢献しました。

女子W杯ドイツ大会で優勝(2011年)

オリンピックでは2012年のロンドン大会で主力として活躍し銀メダルを獲得しました。

また、高校卒業後に加入したなでしこリーグの「東京電力マリーゼ」では2011年の東日本大震災による福島第一原子力発電所の事故の影響で、チームの休部という厳しい現実にも直面しました。

その後は、アメリカやフランスのクラブにも所属し、2021年からはWEリーグの大宮アルディージャVENTUSでプレーしていました。

鮫島選手は23日、クラブの公式ホームページを通じて現役引退を表明し「自分が想像していたよりもはるかに学びの多い、すばらしいサッカー人生を送ることができました。サッカーを通じてとても彩りのある時間を過ごすことができました。関わってくださったすべての方々に心より感謝します。本当にありがとうございました!最高に幸せなサッカー人生でした」などとコメントしています。

鮫島選手は今月25日のリーグ最終戦のあとに現役引退の会見を行うことにしています。

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