■大相撲夏場所・14日目(25日、両国国技館)

3敗で優勝争いの先頭を走る大の里(23・二所ノ関)が湘南乃海(26・高田川)を下し、11勝3敗で優勝争い単独トップに立った。

同じく3敗で並んでいた大関・琴櫻(26・佐渡ヶ嶽)は、結びの一番で関脇・阿炎(30・錣山)に敗れ、痛恨の4敗目を喫しV争いから一歩後退。

大の里は立ち合い右を差して湘南乃海の動きを止めると一気に前に出て押し出した。これで新入幕の初場所から3場所連続の11勝以上となった。史上最速となるデビューから7場所目での賜杯に王手をかけた。

琴櫻は立ち合いから前に出て阿炎を土俵際に追い込むが、右腕を手繰られ逆転の押し出しで敗れた。

前日13日目を終え、4敗で豊昇龍、阿炎、大栄翔、湘南乃海、欧勝馬の5人が追う展開となっていたが、トップの大の里を4敗で琴櫻、豊昇龍、阿炎、大栄翔の4人が千秋楽で逆転優勝を狙う。

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