■プロ野球 DeNA 6-9 広島(延長12回)(25日・横浜スタジアム)
DeNAは広島に延長12回の末、勝ち越され敗戦を喫した。試合は6ー6の同点で迎えた延長12回。7番手・三嶋一輝(34)がマウンドに上がるも4番・小園海斗(23)に右二塁打で出塁を許すと6番・板倉将吾(25)に適時打が飛び出し勝ち越しを許した。さらに8番手・石川達也(26)二俣翔一(21)に追撃となる適時打を浴び突き放された。
前日の試合では初回に1点を先制するも8回に同点に追いつかれ試合は振り出しに。延長10回には伊勢大夢(26)が小園、末包昇大(27)に二者連続の本塁打を浴びるなど勝ち越されると連勝は3でストップとなった。
この試合の先発・中川颯(25)は前回登板だった18日の中日戦で6回1失点の粘投を披露し、本拠地初勝利をマーク。さらにプロ初本塁打を放つ活躍を見せるなどバットでも貢献した。しかしこの試合、中川颯は序盤から打ち込まれ5回途中5失点で降板となった。
中川颯の立ち上がりは先頭の秋山翔吾(31)に右二塁打を放たれ出塁を許すも2番・野間峻祥(31)を一ゴロに。しかし1死三塁から3番・菊池涼介(34)にレフトへの適時打を浴び、先制点を与えた。
打線はその裏、広島の先発・玉村昇悟(23)に対し、先頭・蝦名達夫(26)が二ゴロ。2番・オースティン(32)、3番・佐野恵太(29)が右飛に打ち取られ三者凡退に倒れた。
2回表には1死走者無しから7番・矢野雅哉(25)に右安打、8番・林晃汰(23)に四球を許すと9番・玉村の三ゴロの間に2点目を失った。
直後の2回裏、この回の先頭・筒香嘉智(32)が中安打を放ち出塁。5番・宮﨑敏郎(35)も左安打で繋ぐと筒香が好走塁を見せ、無死一、三塁に。続く6番・大和(36)は死球を受け満塁の好機を作った。迎えた7番・伊藤光(35)は2球目をセンターへの適時打にし、1点を返した。さらに8番・知野直人(25)は四球を選ぶと押し出しで同点に追いついた。
なおも満塁で9番・中川颯は初球をレフト前に。勝ち越しとなる適時打が飛び出し3ー2。攻撃は止まらず、1番・蝦名もレフトへの2点適時打を放ち5ー2とリードを広げた。
しかし4回表に代打・宇草孔基(27)に適時打を放たれ5ー3に。迎えた5回表、2死走者無しから4番・小園、5番・末包に連続安打を浴びると6番・板倉にセンターへの適時二塁打を打ち込まれ同点に追いつかれた。中川颯は5回途中9安打5失点で降板となり、2番手・中川虎大(24)がマウンドに上がり勝ち越しを許さず。
直後の5回裏、広島の3番手・中﨑翔太(31)に対し、先頭の5番・宮﨑が左二塁打で出塁。6番・大和の二ゴロの間に宮﨑が三塁へ進塁すると7番・伊藤にレフトへの適時打が飛び出し再び勝ち越しに成功した。
1点リードで6回からは3番手・坂本裕哉(26)が登板し広島打線を無失点に抑える好リリーフで打線を援護した。
8回表、山﨑康晃(31)がマウンドに上がり2死走者無しから迎えた代打・石原にレフトスタンドに飛び込む同点ソロ本塁打を浴びると試合は振り出しに。
6ー6の同点のまま9回は森原康平(32)が広島打線を封じると9回裏、栗林良吏(27)に対し、1死から4番・筒香が右安打で出塁すると代走に関根大気(28)、続く5番・宮﨑は四球を選ぶとここでも代走に柴田竜拓(30)が送られた。1死一、二塁と好機で6番・大和は左飛。2死で迎えた7番・伊藤は空振り三振に倒れ試合は延長戦に。
10回表は6番手・徳山壮磨(24)が1死から7番・矢野に内野安打を許すも続く代打・二俣のバントを代わったばかりの捕手・山本祐大(25)が併殺打にする好守。勝ち越しのピンチも無失点に凌いだ。
その裏、7番手・矢崎拓也(29)に対し先頭の8番・山本が中安打で出塁するも9番・林のバントは併殺打に。2死から1番・蝦名は空振り三振。走者を出すも無得点に倒れた。
11回は両チーム走者を出すも無得点に終わり試合は12回へ。7番手・三嶋がマウンドに上がると先頭の4番・小園に右二塁打を放たれ、無死二塁に走者を背負った。5番・末包を遊ゴロに抑えるも続く6番・坂倉にライトへの適時二塁打を放たれ勝ち越しを許した。ここで8番手・石川がマウンドに上がるも7番・矢野に右安打、8番・二俣にセンターへの適時打を浴び、9ー6と突き放された。
3点を追う打線は12回裏、9番手・河野佳(22)に対し、1死から代打・桑原将志(30)が中安打で出塁をするも後続が倒れ得点ならず。延長12回、両チーム二桁安打の乱打戦も最後は打ち崩され2連敗となった。
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。