今年の7月26日に迫ったパリオリンピック開幕へ、日本人選手に“エールを送って盛り上げ”ていこうという「サンデーLIVE!!」スポーツの新コーナー、題して「パリエエ〜ルモリアゲ〜ル」選手たちにはパリオリンピックを盛り上げる「モリアゲ〜ルポイント」を教えてもらいます。第19回はやり投の北口榛花(はるか)選手〈26〉です。海外の強豪たちも集結した大会をシーズンベストで優勝し、今シーズンは全勝。パリオリンピックの金メダルの大本命です。
■“パリ五輪金メダル候補”北口選手
古田さん「我々期待するばかりで申し訳ないですけど、金メダル候補ですからね」 北口選手
「『金メダル候補』と言われるのは、去年の世界選手権での金メダルがあると思うんですけど、世界中の選手がオリンピックに対して完璧な準備を試みてくる年になるので、負けずにできたらいいなと思います」 古田さん
「聞いたところによると、北海道が生んだスーパー少女だったんでしょ?」
小学生の頃は、バドミントンで全国大会に出場し、相手は日本代表の山口茜選手でした。
さらに、中学時代には水泳でも全国大会に出場し、身体能力は抜群。まさに“スーパー少女”でした。
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■理想のフォームの秘密 チェコで武者修行■理想のフォームの秘密 チェコで武者修行
今年2度目のオリンピックへ…。北口選手のモリアゲ〜ルポイントは? 北口選手「私は柔らかさ・しなやかさっていうのを売りにしているので、しなやかさだったり、投げの動作のきれいさを見てほしいなというのがあります」 ビッグスローを生み出すフォームが作り上げられた秘密は、練習拠点のチェコにありました。 北口選手
「『チェコの選手が男女共に世界記録を持っている』というのは知ってて、無駄のない動きというか、力ずくで投げてるように見えないというのが一つのポイントだなというふうに思ってて」
5年前から“やり投大国”チェコで単身、武者修行。無駄がなく、力任せにならない理想のフォームを求めました。
古田さん「そこから成績も飛躍的に上がってますから、(日本と)何か違いがやはりあったんですか?」 北口選手
「やり投げっぽくない練習が多かったり、山登りに行ったりとか、ローラースケートしたりとか、あと自転車漕いだりとか、基礎的な動作の普通に走る練習の方が割合的には多くなったり。やり投選手ですけど、ハードルを跳ぶ練習もあったりとか、スタートダッシュも全部やってますね」 理想のフォームを作り上げるために行ったのは、意外にもやりを投げない練習ばかり。それでも、これらの練習が基礎を作り、理想のフォームに近付いています。
チェコでの成果は、しっかり結果に表れました。出場した大会では昨シーズンから負けなしの10連勝(5/19現在)。世界選手権でもこの種目で日本人初の金メダルに輝きました。
すると、その活躍が拠点を置くチェコの町に評価され、日本人で初めて表彰されました。
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■北口家恒例の楽しみとは?■北口家恒例の楽しみとは?
そんな北口選手には、もう一つ注目してほしいモリアゲ〜ルポイントがあります! 北口選手「投げる前後から休み時間とかが特徴があるタイプだと思うので、めちゃくちゃリラックスしてたりとか笑ったり怒ったり」 古田さん
「怒ったりもいいの?」 北口選手
「コーチとよく喧嘩したりするので。『今うまくいってないんだな』とか、投げてるのは自分ですけど、同じ気持ちになって競技を見てくださるとうれしいなと思います」 古田さん
「その時にちょっと笑顔が見えたりしたら、『いいぞ』と。ニヤッと笑っていたら『いけるんじゃないか』とそういうことですか?」 パリの舞台でも、理想のフォームと弾ける笑顔で金メダルへ!その先には、北口家恒例のある楽しみがあります。 古田さん
「お父さんがパティシエという話も聞いて」 北口選手
「記録更新とかシーズンが終わったりすると、自分の思い通りのケーキを作ってもらいます」 古田さん
「パリオリンピック出ますから、メダルを取ったらお父さんにはどんなリクエストする予定ですか?」 北口選手
「パリにはエッフェル塔があるじゃないですか。シュークリームタワーをすればよかったのに、去年してしまった」 古田さん
「何回でもできますし、逆に『もっと大きいの作って』と言われたら、お父さん作ると思いますから」 北口選手
「(パリ五輪)が終わるまでに考えます」
(5月26日放送「サンデーLIVE!!」より)
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