バレーボール日本代表の高橋藍(22)が28日、今秋から新設される「SVリーグ」男子のサントリーへの入団会見を行った。背番号は12で、契約期間は1年。イタリア1部リーグで3季プレーした高橋は、国内リーグに初めて参戦することになる。
高橋は入団理由について「世界一をめざしているクラブであることが重要だった」と語った。
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イタリアでは、「高さや強さを肌で感じることができた」と言い、成長を実感した。2023~24シーズンに所属したモンツァではリーグ準優勝を果たした。ポーランドやトルコのリーグも含め、欧州に残る選択肢もあったという。
日本でプレーする決め手は、現行のVリーグが再編成され、来季からSVリーグが始まることだ。外国人選手枠が拡大し、世界のトップ選手が集まりやすい環境になった。
サントリーは昨年、アジアクラブ選手権を制し、世界クラブ選手権では日本初の3位となった強豪だ。
「新リーグは世界的に注目されている。日本の緻密(ちみつ)なバレーボールに世界の選手のパワーが加わることで、さらに成長できる環境だと感じた」
日本でのプレーを決断した裏には、以前から口にしてきた「バレーボールを夢のあるスポーツにしたい」という思いもある。
契約金額は非公表だが、サントリーの栗原圭介GMによると、「東京では難しいかもしれないが、家が二つ(建つぐらい)。他のプロスポーツに引けを取らないオファーを出した」
CM出演を含め、バレーボール界の先頭に立って盛り上げる覚悟もみせている。(加藤秀彬)
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