バスケットボールの指導者を目指し、本場アメリカで学ぶ県出身の若者がいる。津波古ノアさん(19)=沖縄市出身=は、高校卒業後に渡米して2年目。アリゾナ州で2年制のコミュニティー・カレッジに通いながら、米プロバスケットボールNBAのフェニックス・サンズでインターンとして働き、夢の実現に向かって走り続けている。
津波古さんは4歳の時に、両親と琉球ゴールデンキングスの試合を観戦してバスケットボールにはまった。自身もプレーを始めたが、中学の時に当時のキングスの佐々宜夫HCを見て指導者を意識した。「情熱的な姿勢に憧れた。自分もああいう人になりたいと思った」と笑顔で振り返る。
カデナ・ハイスクールを卒業後に渡米し、メサ・コミュニティーカレッジで経営学を学ぶ。卒業後はアリゾナ州立大学に編入予定で、スポーツビジネスを勉強するという。並行して去年の9月からサンズで試合や地域イベントの業務に就き、本場のプロクラブの運営を体感している。
今月からは新たに独立リーグチームの立ち上げにも関わる。スコッツデール・モンスーンズという新規チームで、アルバイトながらヘッドコーチや選手のスカウトなどチーム運営業務に関わる。「実績を積みながら人脈を広げられたら」とやる気を見せる。「バスケに関わることで指導者への道も開けてくると信じている。そのためにスポーツ経営学を学んでいる。将来はNBAクラブのHCになりたい」と目を輝かせた。(仲間勇哉)
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