備前市は、地元出身の山本投手を応援しようと、ことし8月に市内の中学生と高校生合わせて200人を招待し、大リーグ、ドジャースの本拠地、ロサンゼルスを訪れるツアーを計画しています。

その費用として今年度の当初予算には1人当たり30万円、合わせて6000万円を盛り込んでいました。

さらに、参加者の自己負担を軽減するためとして、1人当たりの費用を2倍の60万円に引き上げ、同行職員16人分の費用も含め、6960万円を上積みする補正予算が5日の市議会本会議で賛成多数で可決・成立しました。

一方、本会議では、一部の議員から生徒の引率経験がない職員や英語が話せない職員を同行させることへの疑問や、公平性に欠けると指摘する意見も出されました。

これにより、応援ツアー事業の総額は1億2960万円となりましたが、財源についてはふるさと納税やクラウドファンディングによる寄付でまかなう予定だとしています。

備前市は補正予算の成立を受けて、参加者の募集を始めることにしています。

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