■FIVBバレーボールネーションズリーグ 男子予選ラウンド 第2週 日本3ー2ドイツ(5日、福岡・北九州) 

世界のトップ16チームによるバレーボール最強国決定戦、ネーションズリーグの男子大会で日本代表(世界ランク4位)はドイツ(同12位)と対戦。セットカウント3ー2(25-22、22-25、25-27、25-23、15-8)とフルセットの大接戦を制し、福岡ラウンド2連勝。通算成績を5勝1敗とした。

スタメンは主将の石川祐希(28)、セッターに関田誠大(30)、髙橋健太郎(29)、小野寺太志(28)、西田有志(24)、髙橋藍(22)、リベロは山本智大(29)が起用された。

第1セット、日本は序盤から石川、西田、髙橋藍の攻撃陣がしっかり決めリード。しかしドイツに4連続得点を許し10‐10の同点とされた。それでも、再び石川の技ありスパイクなどで最大5点をリードすると、さらに髙橋藍が態勢を崩しながらも得点を決め、セットポイントを奪った。最後は石川が渾身のバックアタックを相手コートに叩き込み25‐22で第1セットをものにした。

第2セット、追いかける展開となった日本は、12‐13から西田の強打で連続得点を挙げ一気に逆転。その後も終盤まで競り合う展開が続いたが、ドイツにこのセット3本目となるサービスエースを献上するなどし22-25、セットカウントを1‐1とされる。

第3セット序盤でも得点源のブラント(25)にサーブで崩されるなどリードを許したが、石川、髙橋藍のスパイク、髙橋健の速攻で11‐10と逆転。さらにセッター関田はミドルの小野寺を連続で使い得点を重ねた。西田の強打で先にセットポイントを握った日本だったが、またもブラントのサーブで崩され3連続失点。このセットを奪われセットカウント1‐2と逆転された。

あとがなくなった日本は第4セットもドイツにサービスエースを次々と決められリードを許す。日本は小野寺のブロック、髙橋藍のスパイクなどで連続得点を挙げ逆転し、ふたたび競り合う展開に持ち込んだ。先にセットポイントを奪った日本は、相手のフェイントを石川がブロック。25‐23でセットカウントを2-2のタイとした。

15点先取の最終セットは両チーム、サーブで攻め合いながらも西田の決定率の良いスパイクで先行。さらに山内晶大(30)のブロックやアタックでリードを広げる。石川のサーブが続き12‐7とすると124キロのサービスエースが決まり8000人を越える観客は大興奮。ドイツのサーブに苦しめられたが最後は山内のサービスエースで激戦を制した日本。通算5勝1敗とした。

今大会は、出場16か国が1週ごとに8チームずつ2組に分かれて各週4試合(計12試合)の予選ラウンドを戦い、上位8チームがトーナメント形式のファイナルラウンドに進出。パリ五輪出場を確定させている日本にとっては、大会の結果がパリ五輪の組み合わせに影響する重要な大会となる。日本の次戦は7日、世界ランク1位のポーランドと対戦する。
※世界ランキングは試合前

【日本の得点(上位)】
石川 21点
西田 21点
髙橋藍 16点
小野寺 15点

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