■MLB パイレーツ 10ー6 ドジャース(日本時間6日、ペンシルベニア州ピッツバーグ、PNCパーク)
ドジャースの大谷翔平(29)が6日(日本時間)、敵地でのパイレーツ戦に「2番・DH」で先発出場。5打数2安打1本塁打2打点、打率は.322。5試合ぶりの15号に今季24度目のマルチヒットをマークした。チームはパイレーツに10失点を喫して連敗となった。
直近5試合で19打数4安打、打率.211と調子が上がらない大谷。この日、パイレーツ先発は2023年MLBドラフト全体1位のP.スキーンズ(22)。5月12日にメジャーデビューを果たし2勝負けなし、平均球速は159キロの大物ルーキーと初対戦となった。
スキーンズは1回、1番・M.ベッツ(31)の1球目から101マイル(163キロ)を連発。最後はスライダーで空振り三振。それをネクストバッターズサークルで見ていた大谷の第1打席、1球目、101マイル(163キロ)のストレートを振っていったが空振り、2球目も100マイル(161キロ)のストレートにも振り遅れた。2ストライクと追い込まれると3球目、101マイル(163キロ)に空振り三振。オールストレートで3球三振に打ち取られた。
2回、ドジャースは先発のJ.パクストン(35)が先頭打者に四球を与えるとそこから4連打で3失点、パイレーツ打線の勢いを止めることができず打者一巡の猛攻を浴びてこの回6失点。1回2/3で降板となった。さらに2人目、Y.ラミレス(29)も暴投で1失点とドジャースは今季最多となる1イニング7失点。
3回、2死一塁で迎えた大谷の第2打席、1球目、100マイル(161キロ)のストレートの空振り、さらに4球目、99マイル(159キロ)にも振り遅れて空振り。そして、フルカウントからの6球目、外角高め100マイル(161キロ)を完璧に捉えて、センターへ5試合ぶりの15号ツーラン。ここまで5球空振りしていたストレートをわずかの時間でアジャストさせた。
3対7と4点差に詰め寄った5回、1死一塁での第3打席、カウント1-1から外角高め98マイル(158キロ)を捉えてライト前ヒット。8試合ぶりに引っ張った打球のヒットとなり、5試合ぶり、今季24度目のマルチヒットとなった。
4対8と4点差を追う7回、第4打席、パイレーツ3人目A.チャップマン(36)と対戦。1球目、100マイル(161キロ)のシンカーをファール。カウント0-2と追い込まれ3球目、162キロ(164キロ)のシンカーが内角高めに。大谷も「ヘイ!」と大きな声を出し、ギリギリで避けヒヤリとする場面も。そして、4球目、内角へ103マイル(166キロ)のシンカー。大谷もファールで逃れようとしたがバットに当たらず空振り三振。3球目の厳しいコースへの攻めで反応が遅れてしまった。
6対10と4点差の9回、2死、一、二塁で第5打席、パイレーツ5人目C.ホルダーマン(28)と対戦。カウント1-2からまたも内角へ厳しいボールで大谷は大きな声を出して避けた。5球目は外角に逃げていくシンカーが暴投。走者がそれぞれ進塁しチャンスが広がった。そして、6球目、内角高めのカットボールを振り抜きライトへ大きなフライ。飛距離96m、打球角度46度と高く上がってしまい、あとひと伸び足りず、ライトフライに倒れた。
大谷は5打数2安打1本塁打2打点、打率は.322。5試合ぶりの15号に今季24度目のマルチヒットをマークした。チームは投手陣がパイレーツ打線につかまり10失点で連敗となった。
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。