応援する競走馬が極端な枠順になったら「競馬場を爆破します」などとSNSに投稿したとして、兵庫県警は6日、同県伊丹市の大学生の女(21)を威力業務妨害の疑いで逮捕し、発表した。

 大学生は容疑を認め、「応援している競走馬が不利な枠に入ると勝ちづらくなるので、レースをさせないように投稿した。本当に爆破させるつもりはなかった」と供述しているという。

 尼崎東署によると、大学生は、6日に園田競馬場(尼崎市)で開催予定だった「第62回六甲盃」に応援する馬が出るため、1日午後、「大外とか最内だったら横転して園田爆破します」などとSNSの自身のアカウントに投稿。兵庫県競馬組合職員に不審物の検索をさせるなど、業務を妨害した疑いがある。

 競馬組合職員が投稿を確認し、常連客だった大学生を警戒していたところ、6日午前に競馬場に現れたため、警察へ通報したという。

 署は取材に対し「(大学生が)応援していた馬が結局どの枠に入ったかはわからない」としている。(宮沢崇志)

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