パリ五輪の切符を懸けた最後の戦い、ネーションズリーグ福岡ラウンドへ臨む女子日本代表は9日、決戦の地、福岡に降り立った。

福岡空港の到着口には多くのファンが待ち受けた。主将の古賀紗理那(28)が姿を現すと「紗理那ちゃん頑張ってください」と女性からの声に「ありがとうございます」と笑顔で返し、眞鍋政義監督(60)も、ファンの声援に手を振って応えていた。

第1週のトルコラウンドを3勝1敗、第2週のマカオラウンドも3勝1敗で終え、現在の通算成績は6勝2敗。福岡ラウンドは12日から始まり、世界ランク6位の日本は同39位の韓国と対戦する。

ここまでの8試合でチーム2位の118得点を記録している石川真佑(24)は「いよいよ試合が始まるので、いい準備をしていきたい」と話し、「福岡ラウンドでオリンピックの切符を掴んでいきたいし、しっかり結果にこだわってやっていきたい」と決意を述べた。

4日から8日まで男子日本代表が激闘を繰り広げた福岡ラウンドでは、超満員の観客の声援が選手たちを後押しした。「たくさんの方が会場で応援しているのを見て、女子の試合もたくさんの方が会場で応援してくださるとうれしい」と語った古賀。

ここまでチームトップの161得点をマークし、文字通り日本代表をけん引している。古賀は「大切な試合が続くので、チーム全員で気を引き締めて、しっかりオリンピックの出場権を獲得できるように頑張っていきたい」と意気込んだ。

ネーションズリーグ予選ラウンド終了時の世界ランキングが、アジア・オセアニア地域で最上位、または出場権未獲得の国のうち上位3位以内に入れば、日本はパリ五輪の出場権を獲得する。

予選ラウンドは全16チームが12試合を戦い、上位7チーム(+開催国)がファイナルラウンド(トーナメント)に進む。※世界ランキングは6月9日時点。

【ネーションズリーグ女子予選ラウンド日程】※日程は日本時間

第1週 トルコ・アンタルヤ
■5月16日 日本 3-2 トルコ
■5月16日 日本 3-0 ブルガリア
■5月17日 日本 3ー0 ドイツ
■5月19日 日本 0ー3 ポーランド

第2週 マカオ
■5月28日(火)日本 2-3 ブラジル
■5月30日(木)日本 3-0 フランス
■5月31日(金)日本 3-1 中国
■6月1日(土) 日本 3-1 ドミニカ共和国

第3週 福岡・北九州市(西日本総合展示場)
■6月12日(水)午後7時20分 日本×韓国
■6月13日(木)午後7時20分 日本×カナダ
■6月15日(土)午後7時20分 日本×セルビア
■6月16日(日)午後6時45分 日本×アメリカ

※女子のファイナルラウンドは6月20日~23日にタイ・バンコクで開催

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