青山高治 キャスター
広島カープのファンにとっては、たまらない週末となりました。
RCC野球解説者 天谷宗一郎 さん
ヤバかったです。ぼくはテレビで見ていたんですけど、守っている選手の気持ちが手に取るようにわかるので、手に汗握って「がんばれ」って…。
田村友里 キャスター
野手も緊張しますよね。
青山高治 キャスター
そんな歴史的なノーヒットノーランも含め、週末6月7日(金)からロッテとの3連戦を振り返ります。
6月7日(金)広島カープ vs. ロッテ(マツダスタジアム)
初戦、カープの先発は、大瀬良大地 。2019年の西武戦以来、5年ぶりの交流戦勝利を目指すマウンドでした。大瀬良は、この日も序盤から安定したピッチングを披露。「低めのいいところにボールを集められた」と、ロッテ打線をテンポよく抑えていきます。
6回には、この日、2つめのフォアボールでランナーを出しますが、後続をダブルプレーに打ち取ります。
4点のリードをもらった大瀬良は、1本もヒットを許さないまま、9回のマウンドへ。3万人を超える観客が大歓声で迎えます。「去年・おととしが苦しかったので、この歓声が本当にうれしかった」という大瀬良。2アウトから連続フォアボールでランナー2人を出し、ピンチを迎えますが…
実況 坂上俊次 アナウンサー
「球数128球。ピッチャー・大瀬良、足が上がって第2球を投げました。打った。ライトへの当たりだ。ちょっと詰まっている。セカンドが下がって、ライトが出てきて、捕りました。アウト! 試合終了。大瀬良大地、ノーヒットノーラン達成!」
大瀬良大地 9回 球数129 被安打0 奪三振2 失点0
みごと、ノーヒットノーランを達成。2012年の 前田健太 以来、球団史上5人目の快挙で、大瀬良は5年ぶりに交流戦での勝ち星をつかみました。(広島 4-0 ロッテ)
6月8日(土)広島カープ vs. ロッテ(マツダスタジアム)
RCCスクール 白田眞大 さん(中3)
「佐々木(朗希)選手は手足が長いですが、ピッチャーで手足が長いというのはどういったアドバンテージがあるのですか?」
RCC野球解説者 天谷宗一郎 さん
「やはり遠心力がしっかりと使えるというところがいいんじゃないかと思います。リリースポイントもバッターの方に近いわけですから、それだけで大きな武器なんじゃないかなと思います」
さらに今回は特別に 小園海斗 選手への直撃取材体験も…
広島カープ 小園海斗 選手(スクール生の質問に)
― 試合前には何を食べたりしますか?
「ぼくはラーメンをいつも食べています。ここでは変わらずに。けっこう、みんな食べるものは決まったりしています」
― 試合中に緊張するときってどんなときですか?
「まさにきのう(7日・大瀬良投手ノーヒットノーラン)とか、もうヤバいですよね。ヒヤヒヤしています、ずっと」
― 打つの難しいなっていうピッチャーは?
「きょう(ロッテ・佐々木朗希 投手)じゃないですか(笑)」
試合は、ロッテの先発・佐々木朗希 に対し、相手のすきを見逃さなかった 矢野雅哉 の好走塁で先制点を奪いますが、中盤に守備が乱れて逆転負け。連勝は3でストップしました。(広島 1-3 ロッテ)
6月9日(日)広島カープ vs. ロッテ(マツダスタジアム)
カード勝ち越しをかけて迎えた第3戦、注目のルーキーが初出場を果たしました。7日に支配下契約を結び、この日、1軍昇格、即、8番・ファーストでスタメン起用の 佐藤啓介 です。
両チーム無得点のまま迎えた5回、カープは1アウト・3塁・1塁のチャンスを作り、3番・菊池涼介 。難しい低目の変化球でしたが、みごとにスクイズを決め、ようやく先制に成功します。
しかし、その後、同点に追いつかれ、迎えた8回。1アウト・2塁・1塁と一打勝ち越しのチャンスで打席には代打の切り札、松山竜平 。
「なんとか逆方向に打とうとしたのが、いい結果になった」と5月10日以来、自身およそ1か月ぶりのタイムリーが決勝点となり、カープはホームで2カード連続の勝ち越し。セ・リーグの首位をキープです。(広島 4-1 ロッテ)
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