ポセイドンジャパンこと水球日本代表が、来月開幕のパリ五輪に向け14日、千葉県習志野市での壮行会に登場。歌手で俳優の吉川晃司氏は「緊張せず楽しんで全力で臨んでほしい」とエールを送った。
水球日本代表は去年のアジア大会(中国・杭州)で53年ぶりの金メダルを獲得。3大会連続となるパリ五輪への出場権を手にした。代表メンバーには3大会連続出場のベテランゴールキーパー・棚村克行(34・株ブルボン)や、日本水球界の若きエース・稲葉悠介(24・株ブルボン)に加え、17歳の高校生・井上皆(17・京都府立鳥羽高)が選ばれている。
そのポセイドンジャパンはこの日の壮行会で、俳優でロックミュージシャンの吉川晃司氏が監督を務める水球ドリームチームと対戦した。
吉川監督は高校時代にUー20水球日本代表として活躍していた元水球選手で、2016年リオ五輪の際には水球日本代表に応援ソング「Over The Rainbow」を制作。今年5月には公益財団法人日本水泳連盟水球委員にも就任し、選手の支援や広報活動を行っている。
吉川監督率いるドリームチームは国内外のオリンピアンと日本代表候補を擁する、代表チームに負けず劣らずの強力な布陣。
試合は日本代表がキャプテン鈴木透生(24・株サコス)の得点で先制すると、得意のカウンター攻撃から得点を重ねた。一方、ドリームチームが得点すると吉川監督は大きくガッツポーズ。それでも日本代表は24歳の若きエース稲葉が両チーム最多7得点の活躍に、現役高校生の井上もゴールを挙げ、18対13の快勝で来月28日の五輪初戦へ弾みをつけた。
試合後、ドリームチームの監督を務めた吉川晃司氏は「今日は魂のぶつかり合いを見せてくれた」と両チームをねぎらい、パリ五輪へ挑むポセイドンジャパンには「今の代表チームは10本の指に入る実力がある。メダルも夢じゃない」とメダルへの期待も寄せ「緊張せず楽しんで全力で臨んでほしい」とエールを送った。
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