■プロ野球 交流戦 オリックス 3-5 ヤクルト(14日・京セラドーム大阪)
ヤクルトはオリックスに競り勝ち、カード初戦を白星で飾った。試合は1回表、4番・村上宗隆(24)の適時打で先制。さらに3回表には5番・サンタナ(31)の適時二塁打などで3点を加え試合の主導権を握った。9回表には7番・オスナ(31)に第9号ソロ本塁打が飛び出し5ー3に。投げては先発・奥川恭伸(23)が7番・杉本裕太郎(33)に第1号ソロ本塁打を浴びるも5回1失点の力投を披露し2021年10月8日の阪神戦(神宮)以来、980日ぶりの勝利を掴んだ。
奥川は2022年3月29日の巨人戦(神宮)以来、808日ぶりの一軍登板。今年4月20日の2軍戦で実戦復帰しその後はファームで6試合に登板、そのうち4試合に先発すると2勝2敗防御率3.51をマークした。
打線は1回、オリックスの先発・カスティーヨ(29)に対し、先頭の西川遥輝(32)の一ゴロをカスティーヨが捕球ミス。無死一塁から2番・丸山和郁(24)が送りバントを決め得点圏に走者を進めた。3番・長岡秀樹(22)は遊ゴロに倒れるも続く4番・村上にセンターへの適時打が飛び出し先制に成功した。
その裏、奥川の立ち上がりは先頭の廣岡大志(27)をカウント2ー2から右飛に打ち取り1死を奪った。しかし2番・来田涼斗(21)の打球をファーストを守るオスナが後逸し1死二塁とピンチを迎えた。続く3番・太田椋(23)はカーブで打ち取り中飛に。2死三塁とするも4番・西川龍馬(29)をストライク先行で追い込むと最後は二ゴロに抑え無失点で切り抜けた。
3回表、この回の先頭、9番・武岡龍世(23)が右安打で出塁。1番・西川は見逃し三振に倒れるも2番・丸山和が左安打を放ち1死一、三塁とした。3番・長岡の二ゴロの間に1点を追加し2ー0。さらに4番・村上は四球を選び再びチャンスを作ると5番・サンタナにライトフェンス直撃の適時二塁打が飛び出し4ー0とリードを広げた。
奥川は2回、3回と得点圏に走者を背負うピンチを迎えるも要所を抑える投球、守備にも助けられながら無失点で序盤を凌いだ。
しかし4回裏、1死走者無しから7番・杉本に左中間へ飛び込むソロ本塁打を浴び1点を返された。奥川の投球は5回裏、2番・来田から始まる打線を三者凡退に抑え終了。5回79球を投げ7安打1失点と力投した。
6回裏は2番手・大西広樹(26)が無失点に。7回裏、3番手・石山泰稚(35)がマウンドに上がるも1死三塁から代打・森友哉(28)にライトへの適時二塁打を浴び2点差に詰め寄られた。さらに2死三塁から3番・太田にレフトフェンス直撃の適時二塁打を放たれ1点差となった。ここで4番手・山本大貴(28)が登板、一打同点のピンチで4番・西川を二飛に抑えた。
1点リードで迎えた8回裏、5番手・木澤尚文(26)が登板。先頭の5番・紅林弘太郎(22)に左安打を放たれ出塁を許した。その後、7番・杉本にサードへの内野安打、8番・西野真弘(33)に左安打を放たれ1死満塁に。9番・若月健矢(28)から見逃し三振を奪うと続く代打・頓宮裕真(27)を空振り三振に抑えピンチを背負うも無失点に凌いだ。
9回表、オリックスの3番手・鈴木博志(27)に対し先頭のオスナが初球を捉え、レフトスタンドに飛び込むソロ本塁打に。大きな追加点を挙げ5ー3とした。9回裏は6番手・田口麗斗(28)がマウンドに上がるとオリックス打線を抑え試合終了。終盤追い上げられるも反撃を許さず、2点リードで勝利した。
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。