■日本学生陸上競技個人選手権(15日、神奈川・レモンガススタジアム平塚)
男子100mの決勝で栁田大輝(20、東洋大)が10秒13(+1.4)で2年ぶりの2度目の優勝を果たした。
準決勝では追い風参考ながら9秒97(+3.5)をマークし「スタートでこれは行ける!という感覚があったから走り切った。これ(風)ばかりは運ですね。決勝はこれを再現するだけ」と気合が入った栁田。迎えた決勝は終盤であと一歩スピードが伸びず、トップでフィニッシュしたが10秒13という記録に終わった。
栁田は昨年7月のアジア選手権で10秒02(自己ベスト)をマーク。翌月の世界陸上ブダペストでは準決勝進出を果たした。今季は初戦となった4月28日のアメリカ・ルイジアナ州立大学招待で10秒02(+1.7)を出し、パリ五輪の参加標準記録(10秒00)にあと0秒02と迫った。
5月19日に国立競技場で行われたセイコーゴールデングランプリでは、サニブラウン アブデルハキーム(25、東レ)、坂井隆一郎(26、大阪ガス)ら有力選手がアクシデントに見舞われる中、10秒21(ー0.1)で優勝。
初参戦となったダイヤモンドリーグ(5月26日、アメリカ・ユージーン)では、世界陸上ドーハ(2019年)で金メダリストのC.コールマン(28・アメリカ)らと対戦するも、後半スピードに乗れず10秒26(+1.2)の8位だった。
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