いよいよ4月2日のMLBデビュー戦を控えるカブスの今永昇太投手(30)に、古田敦也さんが話を聞きました。
■カブスファンの心を掴む“粋な演出”
古田さん「今はどんな気持ちなの?」 今永投手
「不安はあったんですけど、シカゴのファンの方も温かく迎え入れてくれて」 古田さん
「結構、インパクトのある入団会見で」 今永投手
「チームメイトも『あれ良かったね』と言ってくれるので」
カブス入団会見での粋な演出
入団会見の第一声で…。
今永投手のカブス入団会見「Hey Chicago! What do you say? The Cubs are gonna win today. (ヘイ!シカゴ!いいかい?今日はカブスが勝つよ!) 」
ファンの心をキャッチ
実は、今永投手のこのあいさつは、カブス応援歌「Go Cubs Go」の一節「Hey Chicago! What do you say? The Cubs are gonna win today.(ヘイシカゴ!いいかい?今日はカブスが勝つよ)」を使っているんです。粋な演出に会場のカブスファンも拍手し、心を掴みました。
古田さん「今永はかなり準備して来てるなという感じを勝手にね。記者会見とか見ていて。でも、通訳をつけずにやっているんでしょ?」 今永投手
「少し通訳の方が合流するのが遅れているので、今は一人で」 古田さん
「そういうことなの?違う感じで情報が流れてる(笑)」 今永投手
「そこの誤報があるんですけど(笑)決してつけてないわけではなくて、もう近々合流する予定なんですけど(現在は合流済み)」 古田さん
「逆にそのまま貫いたら?ボディランゲージで俺は行くよみたいな」 今永投手
「確かに今の僕のつたない英語でも、みんなが面白がって話してくれるので。そういう面では今一人でやっているのは、ものすごく良いことだと思います」
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■今永投手の覚悟「同じ舞台でやってみたい」■今永投手の覚悟「同じ舞台でやってみたい」
今永投手はDeNA時代の2022年、球団52年ぶりのノーヒットノーランを達成しました。昨シーズンは、山本由伸投手(現・ドジャース)を上回る12球団トップの奪三振数で最多奪三振のタイトルも獲得。さらに去年のWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)決勝に先発し、優勝に貢献しました。
古田さん「WBC決勝で投げた時に『メジャーどうですか?』と言われて、『まだまだ行かない』ぐらいのことを去年は」 今永投手
「WBCで自信をつけたかと言われたら決してそうではなかったと思ってますし、大谷翔平選手やダルビッシュ有投手、そういう選手の話をお聞きして、やっぱり同じ舞台でやってみたいなという覚悟を決めてやるしかないなと思いました」
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■先輩・鈴木誠也選手からのアドバイスとは?■先輩・鈴木誠也選手からのアドバイスとは?
古田さん「カブスという球団を選んだ理由はあったんですか?」 今永投手
「自分と一緒に成長できるチームを探している段階で、(去年ポストシーズン進出まで)カブスは惜しいところまで行ったという話を聞いて。今年みんなやってやるぞという気持ちでいるのを聞いて、そのチームの中で自分も一緒に成長していけたらいいなと思って」 カブスは去年、ポストシーズン進出まであと一歩届きませんでした。8年ぶりのワールドシリーズ制覇に向けて、今永投手は4年総額およそ77億円で契約し、新戦力として期待がかかります。 そんな今永投手にメジャーの先輩で、チームメイトの鈴木誠也選手(29)からアドバイスがありました。 今永投手
「こっちのバッターはインコースを避けない、怖がらないという話を鈴木選手に聞いたので。やっぱりよりインコースのボールを見せておかなければ、外のボールの手が残るところは簡単に逆方向に運ばれる。(インコースを)いかに近いところをどう見せるかがカギになるとその話を聞いて思いました」
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■古田さん「インコースの見せ方がカギ」■古田さん「インコースの見せ方がカギ」
古田さん「長打を警戒しようと思うと、どうしても外のボールが増えてくるんですが、逆に言うと腕の伸びが一番伸びるところというのは、外国人選手はパワーがありますからね。アウトコース高めに行ったりするのが危ないです」
「だからこそ、インコースで攻めなきゃいけないし、意識もさせなきゃいけない。投げていって、ちょっと甘く、ちょっと厳しくなると避けてくれないとか、いろいろある。やめとこうかなと思いますが、逆にそこに行かなきゃいけないですよね。アウトコースの低めを残る変化球を決め球にするためにも、絶対に必要なので攻めていってください」
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■対戦したいバッターは?「大谷選手」■対戦したいバッターは?「大谷選手」
今永投手はオープン戦4試合に先発して、12回3分の2を投げ、38個のアウトのうち、25個が三振。4月2日に行われる本拠地開幕戦のロッキーズ戦でのメジャーデビューに向けて、準備万端です。 今永投手「1年間、いい時も悪い時もコンスタントにイニングを投げて。毎試合プランニングして期待を超えていかないとカブスの一員になったとは言えないと思うので。早く認めてもらえるように、早く(カブス本拠地)リグレー・フィールドでまずは初勝利を挙げたいと思います」 古田さん
「対戦したいバッターはいますか?」 今永投手
「やっぱり大谷選手。一度も対戦がないですし、大谷選手に一度だけWBC期間中に話を聞いたことがあって。低めの打ち方、高めの打ち方とか、こういうふうにバット出してますという話を聞いて。もちろん弱点はないんですけど、どこを投げれば抑えられるのかという興味もあるので、ぜひ投げて抑えられたら、うれしいなと思います」
(3月31日放送「サンデーLIVE!!」より)
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