■FIVBバレーボールネーションズリーグ 男子予選ラウンド 第3週 日本 3ー0 アメリカ(日本時間23日、フィリピン・マニラ) 

世界のトップ16チームによるバレーボール最強国決定戦、ネーションズリーグの男子大会で日本代表(世界ランク4位)はアメリカ(同5位)と対戦。セットカウント3ー0(25-20、25-23、25-19)のストレート勝利で予選ラウンドを締めくくり、大会通算成績を9勝3敗とした。

スタメンはセッターに深津旭弘(36)、小野寺太志(28)、宮浦健人(25)、大塚達宣(23)、エバデダン・ラリー(23)、甲斐優斗(20)。リベロは小川智大(27)が起用された。

予選ラウンド最終戦の相手、アメリカに対し日本は第1セット、4-4の場面から小野寺が連続でサービスエース。さらに大塚のサービスエースに最年少、甲斐のスパイクも決まり4連続得点で11-7とリードする。しかしアメリカの強烈なサーブや高さのあるブロックで5連続失点し、13-14と逆転される。そこから日本は宮浦がブロック、大塚の技ありスパイクに甲斐の強打など若い力が爆発し一気に逆転に成功。最後は大塚がサービスエースを決め、25-20で第1セットを先取する。

第2セットはアメリカの強打にブロックでも度々止められ、5-10と5点のリードを許す苦しい展開。日本は劣勢から小野寺の速攻や宮浦のフェイントにラリーのブロックと怒涛の追い上げを見せ、17-17の同点に追いつく。互いに点を取り合う息詰まる攻防が続いたが、宮浦がサービスエースを決め、21-20と逆転に成功し流れは日本に。最後は長いラリーを凌ぎ、宮浦が強烈なバックアタックを決めて、25-23と連取に成功する。

第3セット、日本は6-6から3連続失点しアメリカにリードを許す。それでもこの日絶好調の宮浦が強烈なバックアタックを決めるなど、13-15と2点差まで迫ると、ラリーの速攻に小野寺のブロックなどで3連続得点を奪い18-18の同点に追いつく。勢いづく日本は甲斐のスパイクに小野寺の速攻で逆転に成功し、宮浦のスパイクにサービスエースが連続で決まりアメリカを突き放し、セットカウント3-0のストレート勝ちを収めた。

日本は28日からポーランドで行われるファイナルラウンドで、負けたら終わりのトーナメントの戦いに臨む。

【日本の得点(上位)】
宮浦 18点
甲斐 16点
小野寺 8点
ラリー 8点

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