バレーボールのネーションズリーグでパリ五輪出場権を獲得し、主要国際大会10年ぶりとなる銀メダルに輝いた女子日本代表が24日、ファイナルラウンドの開催地タイから帰国した。

石川真佑(24)は「あの舞台に立つことができて嬉しかったですし、銀メダルを獲得することができて本当に良かったと思います」と喜びを語った。

石川選手

日本が「銀メダル以上」を確定させた準決勝の相手は、試合前時点で世界ランキング1位のブラジル。パリ五輪でも同組(プールB)となった強豪にフルセットの末勝利し、チームは五輪へ向け自信を付けた。試合を決める一打を放った石川は「あの場面で、最後自分に回ってきましたし、そこで本当に取り切れたっていうところは、自分自身が今までやってきたことが、成長できたなっていうふうに感じるプレーでした」と振り返った。

「それぞれがいいものを出せばやっぱり勝てる試合はたくさんあるので自信を持ってパリに行けたら」と石川。1か月後に迫った大舞台へ、意気込んだ。

古賀選手

主将の古賀紗理那(28)は、今大会2位となる272得点を挙げベストアウトサイドヒッター賞を受賞。「私に上がってくるのはハイボールの方が多かったりすることもあるので、そこでいかに決めれるかっていうのが今大会自分の中でテーマ」だったという古賀。「ミスするシーンもあった」というが、「次の日にちゃんと修正できていったのが私個人としては成長した部分かなと思います」と語った。

決勝ではイタリアに敗れ、金メダルこそ逃したが「ディフェンスもオフェンスも堅いチームだったので、そういうチームとパリ前に戦えたっていうのは私たちにとって一つ経験になりましたし、そこでの決め方だったり組織的なオフェンス、組織的なディフェンスっていうのをさらに磨いていきたいなと強く思いました」。

15試合を戦い切り、「まずは体のコンディションを整える」ことを最優先にする。「また合宿がスタートしたら、今大会の修正点、成長した点を踏まえて、しっかり整理して、ここを強化していこうというのをチームで話して、強いチームになっていけるように頑張っていきたいなと思います」。パリでは、ロンドン大会以来、3大会ぶりの五輪メダルを目指す。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。