■MLB ジャイアンツ 3ー5 カブス(日本時間28日、カリフォルニア州サンフランシスコ、オラクル・パーク)
カブスの今永昇太(30)が敵地でのジャイアンツ戦に先発。6回、93球を投げて被安打5、奪三振5、四死球2、失点3(自責点3)で防御率は3.07。今季15度目の先発マウンドで勝敗はつかず、8勝目とはいかなかった。鈴木誠也(29)は“4番・レフト”で先発、メジャー初となるレフトの守備に入った。打撃では4打数2安打1打点で打率は.267。4試合連続安打、5試合ぶりのマルチヒット、2試合連続打点をマークした。
前回22日はメッツ戦でメジャーワーストの10失点を喫した今永、この日はナ・リーグ西地区4位のジャイアンツが相手、6月20日にメッツから移籍してきたばかりのT.ニード(30)と初めてのバッテリー、立ち上がりジャイアンツ打線に良い当たりを打たれるが3者凡退に抑えた。
2回、先頭打者の4番・M.チャップマン(31)に四球を与えたが、1死一塁から6番・L.マトス(22)を外角低めのストレートで見逃し三振、7番・T.エストラーダ(28)をスプリットでサードゴロと先頭を出塁させても落ち着いて後続を打ち取った。
カブスは3回、1死三塁で1番・N.ホーナー(27)が3号ツーランで今永に先制点をプレゼント。さらに2死一塁で4番・鈴木がライトオーバーのタイムリースリーベースで追加点、鈴木は4試合連続安打、2試合連続打点をマークした。
3点の援護点をもらった今永はまたも先頭打者に四球を与えると、続く9番・C.カサーリ(35)にはセンター前へヒット、無死一、二塁とピンチを招いた。しかし、1番・A.スレーター(31)をサードゴロ、2番・H.ラモス(24)は空振り三振、3番・W.フローレス(32)はセカンドフライとピンチの局面は全てストレートで抑え、ジャイアンツ打線に得点を許さなかった。
4回、2巡目のクリーンアップを迎えると、セットポジションからボールを長く持ったり、クイックで投げたりと打者のタイミングを微妙にズラす投球術で3者凡退。3対0と勝ち投手の権利のかかった5回、テンポの良いピッチングで簡単に2死を奪うと、この試合で唯一ヒットを打っている9番・カサーリにはボールが先行、3ボールとなったがここから修正、フルカウントにすると最後はストレートでライトフライに打ち取り、勝ち投手の権利を得た。
しかし、6回、2死一、二塁のピンチを招くと5番・J.ソレーア(32)にはストレートを弾き返されレフトへタイムリーツーベースで3対1。80球を越えて球威が落ちてきたところを捉えられてしまった。さらに2死二、三塁の場面でスイーパーを引っ掛けてしまい、暴投で3対2、6番・L.マトス(22)はバットの先に当たった打球がボテボテのゴロとなりセカンドへのタイムリー内野安打。今永はアンラッキーな形で3対3の同点に追いつかれた。
今永は6回で降板、93球を投げて被安打5、奪三振5、四死球2、失点3(自責点3)で防御率は3.07。8勝目とはいかなかった。チームは延長10回、5番・I.ハップ(29)が10号の決勝ツーランを放ち、連敗を4で止めた。
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