■陸上・日本選手権 最終日 女子走幅跳決勝(30日、新潟市・デンカビッグスワンスタジアム)

パリ五輪の切符をかけた最終選考会で女子走幅跳の日本記録保持者・秦澄美鈴(28、住友電工)が6回目にマークした6m56(+1.4)で4連覇を果たし、初の五輪内定を決めた。秦は日本選手権、5度目の頂点に立った。

昨年7月のアジア選手権(バンコク)では6m97をマークし、17年ぶりに日本記録を更新した秦は、パリ五輪の参加標準記録(6m86)も突破。優勝すれば初の五輪が決まる日本選手権に「ワクワクしながらいい跳躍をしたい」と話していた。

雨の中、行われた女子走幅跳決勝。秦は1回目の跳躍で6m17(+0.9)をマークし竹内真弥(25、ミズノ)の6m36に続く2位につける。納得のいかない表情を見せた秦だったが2回目で6m37(+0.8)の大きな跳躍を見せ、トップに立った。

3回目はさらに距離を伸ばし6m41(+1.2)、4回目で6m32(+1.0)とトップで5回目の跳躍を迎える。2位に8cmの差をつける6m44(+0.9)をマークすると、優勝を争う2位の竹内がファールとなり最終6回目を前に4年連続5回目の優勝が決定。パリ五輪の切符を手にした。最終6回目は最長の6m56(+1.4)を記録。

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