■Wリーグプレーオフセミファイナル第2戦 デンソーアイリス 82ー66 ENEOSサンフラワーズ(7日、東京・武蔵野の森スポーツプラザ)

2戦先勝方式のセミファイナル第2戦は、レギュラーシーズン2位のデンソーアイリスが同3位のENEOSサンフラワーズに82-66で勝利。1戦目に続く連勝でデンソーがファイナル進出を決めた。

デンソーは前半、日本代表の馬瓜エブリン(28)が自ら持ち込んでのシュートや3ポイントの成功など16得点の活躍で44-38とリードして後半へ入ると、ENEOSの司令塔、宮崎早織(28)のスピードに乗ったドライブなどで一時5点差まで詰め寄られる。そんな苦しい場面で赤穂ひまわり(25)が連続得点に成功、ディフェンスでも身体を張ってゴール下を守り、最後はENEOS突き放してデンソーが勝利した。

初優勝を目指すデンソーと2年連続24度目の頂点を狙うENEOS。レギュラーシーズンはいずれも22勝4敗と実力はほぼ互角。セミファイナル第1戦は、デンソーがENEOSに77―58で勝利し、ファイナル進出へ王手をかけた。

第1Q、序盤は両チーム互いに点を取り合う展開が続いた。そして4分過ぎ、デンソーは、高田真希(34)から赤穂ひまわりへのコンビネーションで9-8と逆転に成功すると、赤穂ひまわりはフリースローにドライブと連続ポイントを決める。さらにエブリンの3ポイントも成功し、日本代表勢の活躍でデンソーが21-15とリードして終える。

第2Q、デンソーはエブリンが3ポイントを含めた3連続得点を決めると、素早いパス回しから篠原華実(27)も3ポイントを成功させ突き放しにかかるが、ENEOSに3ポイントを4本許し、44-38と6点のリードで前半を終えた。

第3Q、ENEOSのディフェンスの前になかなか中に入っていけないデンソー。外からのシュートが多くなり、得点を奪えない時間が続く。さらにENEOSの司令塔・宮崎早織(28)のスピードに乗ったドリブルからのシュートを次々許し、56-51と5点差に詰め寄られる。それでも相手反則で得たフリースローを渡部友里奈(27)が2本決めるなど59-51とリードのまま最終第4Qに突入した。

第4Q、髙田や篠原が得意の3ポイントを決めると、赤穂ひまわりも連続得点など攻守に奮闘し、24得点をマーク。攻め続けたデンソーが、最後はENEOSを突き放しセミファイナル2連勝でファイナル進出を決めた。

13日からのファイナルでデンソーは、富士通とシャンソン化粧品の勝者と対戦し、セミファイナル同様2戦先勝した方が優勝となる。

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