千賀投手は大リーグ2年目の今シーズンは開幕から右肩の筋肉の張りのためけが人リスト入りしリハビリを進めていましたが、5月に入って新たに上腕の筋肉の神経に炎症が見つかったため、治療を続けていました。

3日はブルックリンで行われたメッツ傘下のマイナーリーグのチームの試合で先発のマウンドに上がりました。

今シーズン初めてとなる実戦登板に臨んだ千賀投手は1回、1アウトから味方の守備のミスでランナーを出しましたが、後続のバッター2人をストレートで連続三振として無失点で切り抜けると、つづく2回は先頭バッターと2人目のバッターから得意のフォークボールで立て続けに三振を奪って4者連続三振としました。

そして3回も先頭バッターからフォークボールで2者連続三振を奪い、球数が35に達したところでマウンドを降りました。

千賀投手は2回と3分の2を投げてノーヒット、6奪三振で無失点として、痛めていた右肩や腕を気にする様子もなく順調な回復ぶりを見せました。

ストレートの最速は156キロでした。

千賀投手は試合後取材に応じ「大きな事故なく無事に終えたことがまずよかった。右肩や腕に不安はない」とした上で「抑えようとかはあまり思わず、ただマウンドに上がってやるべき事をやろうと決めていた。まっすぐとフォークボールはそれに付いてきてくれた」と満足そうに振り返りました。

今後はあと数回、マイナーでの登板を経て大リーグ復帰の時期を探っていくということで「1人で焦っても意味がないので、とにかく丁寧に戻れる準備をしたい」と話していました。

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