JPCは4日、パリパラリンピックの日本選手団の1回目の発表を行い、旗手には、男子が陸上の石山選手、女子が競泳の西田選手が選ばれました。

24歳の石山選手は、走り幅跳びの視覚障害のクラスでことしの世界選手権で銀メダルを獲得するなど、パラリンピック初出場でメダル獲得の期待がかかる若手のホープです。

石山選手は「旗手という大役を務めさせていただくことになりました。出場だけでなく勝つことを目標にトレーニングを積んできました。初めてのパラリンピックという舞台を楽しめるように頑張りたい」とコメントしています。

27歳の西田選手は、バタフライが専門で、パリ大会が2大会連続の出場となります。

西田選手は「このような役目をいただき大変光栄です。日本代表としての自覚と責任をより一層感じながら、精いっぱい務めたいです。日本選手団の活躍がさらなる共生社会の実現につながること、誰かの力になることを信じています」とコメントしています。

JPCは選手の負担軽減などから、パリ大会では主将を廃止することを決めていて、石山選手と西田選手が日本選手団の顔となる旗手として、シャンゼリゼ通りやコンコルド広場で予定される開会式に臨むことになります。

また、今回発表された日本選手団の選手の数は男女合わせて160人で、まだ代表内定が確定していない競技もあることなどから、海外で開かれるパラリンピックの選手の数としては2004年のアテネ大会の163人を上回って最多となる見通しです。

このほかJPCは、パリ大会はアテネ大会で獲得した過去最多の52個を上回るメダルの獲得を目指す考えを明らかにしました。

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